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12 février 2005

荒俣宏『図像学入門』

荒俣さんは、以前講演を聴いたこともあり、本はあまり読んではいないけれども僕が強い関心を寄せる作家のひとりだ。

この『図像学入門』は、昨年の8月に「夜中の学校」というマスコミ文化人志向の若者をねらったミーハー深夜テレビ番組で放映されたものの講義録である。

たぶん荒俣フリークであれば、基礎知識のじゅうぶんなおさらいができるだろうし、荒俣さんのことをあまり知らない人(フクスケも帝都物語も)でもじゅうぶん理解できる内容になっている。

彼の説く図像とは、「美」という偏見に保護されてきた美術・芸術を開放することによって成り立つところのビジュアルを意味している。だからこそ森菓のエンゼルマークやひとつぶ300メートルのグリコマークをも研究の対象となるのだ。

この講義の端的なテーマは、「バカの見方」、「ボケの見方」、「パーの見方」という図像対人間の3つのスタンスである。詳しくは一読されたし。
(1993.1.29)

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