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12 mars 2005

江國香織『いつか記憶からこぼれおちるとしても』

娘が6年生になり、だれだれちゃんは受験するだの、なになにちゃんはどこそこを受けるんだの気の早い話がはじまっている。気の早いと思うのはぼくがのんびりしているせいかもしれないが、世の中って昔からそうだったんだろうか。普通の公立学校しか知らないぼくには私立の中学校、ましてや女子校なんてとてつもなく異国のはての概念だ。
女子校時代の友だち話はすでに『ホリーガーデン』という佳作があるが、この本は女子校のライブを複数の人物+αの視点から多面的に描いている。江国香織のストーリーは淡々としていて、リアルでいいんだけど、主人公の語り口にちょっと無理があるような気がしている。失礼な言い方をしちゃうとおばさんがセーラー服を着ているような感じ。『こうばしい日々』の男の子にも同じように感じた無理さだ。ライブ感を出そうとする演出だと思うんだけど少し残念。
ぼくが通った高校の近くにも女子校、それも名門と呼ばれる女子校がいくつかあった。そこでもこの本みたいな会話や人間関係が渦巻いているだろうか。
(2003.4.11)

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