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22 avril 2008

浅井建爾『知らなかった!驚いた!日本全国「県境」の謎』

上野の国立科学博物館でダーウィン展を見る。
ビーグル号に乗って世界を旅した見聞が彼の進化論に活かされているのだが、5年の及ぶ船旅はなんとも苦労の絶えなかったことだろう。アンリ・ベルクソンが進化についてなにか書いていたと思うが、もう思い出せない。ただ進化論の考え方に微妙な違いがあって、進化論も進化しているのだと思ったことだけ憶えている。
でもって、この本なんだが、題名がちょっとちょっとって感じだったがつい読んでしまった。まあ『知らなかった!驚いた!』はないだろう。それと『「県境」の謎』もどうだかなあ。もっとミステリーハンターな本かと思った。
著者は市井の地理学者のようであり、歴史的行政的な観点から県境について記述しているのだが、いまひとつその不思議な県境に立っている感触に欠けるんだな。
東京葛飾区の水元公園の周辺を歩いていると、橋を渡ると千葉県松戸市、戻って土手沿いに行くと埼玉県三郷市。公園の北側は三郷市で、その東側は埼玉県八潮市と歩いているだけでめまぐるしく地名が変わる。まあ欲を言えばの話だが、こうしたタモリ倶楽部的なネタを集めた本を期待してたんだけどね。
でも廃藩置県以降の史実に忠実でちゃんとした読み物にはなっているとは思います。

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