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16 novembre 2008

大塚英志『ストーリーメーカー』

今年の野球も大詰めを迎えている。
大阪では社会人選手権が、東京では明治神宮大会が開催中だ。社会人選手権と明治神宮大会の大学の部は今年1年の締めくくり的な大会だが、高校の部は来春の選抜大会を占う上で重要な新チーム最初の全国大会。10地区大会を勝ち抜いたチームによるトーナメントで決勝に進んだ地区からは選抜大会の枠が増えるということで注目度も高い。でも、ここを勝ったからといって、来春、そして夏も強いかといえば、案外そうでもないのが高校野球。この後も予測しがたい浮き沈み、下克上があるからおもしろかったりするわけだ。
外国語を学ぶには系統だった文法知識と単語の習得が早道らしいが、母語と異なり、意識的に言語と接していかなければならないという。そういった意味で物語の構造を意識してストーリーを組み立てるという手法は無意識の領域を意識化するという意味で新しいといえるだろう。だけどどれほどの人がこうして機械的にストーリーを開発しているのだろうか。
文章はやや難解で誤植や助詞の抜けがときおり見受けられ、まあ編集者のチェックもれなんだろうけど、最近の売らんがための新書づくりにはこの程度のミスはあって当然と思うべきか。そんなことが気になるのはたぶん、読書の神様がぼくにもっとちゃんとした本を読めと戒めているからじゃないかとも思う。

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