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07 septembre 2009

亀山郁夫『『罪と罰』ノート』

エディット・ピアフのCDを聴きながら、先週末は本を読んでいた。
映画「エディット・ピアフ愛の賛歌」ではマリオン・コティヤールの演技が光っていた、などと思いつつ。
外語大学長の亀山郁夫は光文社の古典新訳シリーズでドストエフスキーをわれわれ庶民に解放した立役者である。その功績は解体新書をわが国に紹介した前野良沢、杉田玄白級といえる。
この本は平凡社新書であるが、新書の特性を活かした比較的自由な枠組みのなかで、紙数の制限はあるものの思う存分『罪と罰』を語っている。ついこのあいだ『罪と罰』を読み終えたばかりの素人のぼくはただただ感服するばかりである。鉄道やアニメやそばうちの世界に卓抜した知識人がいるようにドストエフスキーの世界にもこうした“をたく”が存在するのだ。亀山先生が学問を生業とするプロッフェショナルでなく、そこいらの一市民だったらもっとすごい“をたく”なのになあと思ったりもする。
日曜日は久々、卓球。
気温は高かったが、湿度の低いさわやかなグリコアーモンドチョコレートのような一日だった。

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