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12 septembre 2010

司馬遼太郎『最後の将軍』

先週の台風通過後、しばらくは「あ、これって大陸の風」と思える空気が日本列島に流れ込んだような気がしたが、また暑くなってきた。とはいえ朝晩はいくらかしのぎやすくなってきてやれやれであるが、考えてもみれば9月の中旬だ。そろそろなんとかしてほしい(誰に何をどうお願いすればいいのか皆目わからぬのだが)。
歴史小説、時代小説のファンがこれほど身のまわりにいるんだと知ったのはつい最近のことで、たまに幕末の話題になったりすると100%ついていけない。山川出版の日本史くらいなら読んではいるが(憶えているかいないかは別にして)、どこまでが徳川幕府の時代でどこからか明治時代なのかすらよくわからないでいる。そんなときはたいてい「サアカスの馬」の主人公のするバスケットボールのように飛んでくるボールをよけながら、ドンマイ、ドンマイと言うがごとくお茶を濁している。世の中のたいていのことは「なるほど」か「ですよね」と応えておけばうまくいく。ただし相手が謙遜しているときは要注意で、ときに「そんなことないでしょう」くらい言えないと気まずくなることがある。
仕事場の後輩の(大学の後輩でもあるのだが)Yが時代物をよく読むと聞いて、取り急ぎ司馬遼太郎にエントリーするなら何を読めばいいのかと訊ねたら、『最後の将軍』っすよ、という。どうやら徳川慶喜の話であるらしい。先日『羆嵐』を紹介してくれたHさんは自他ともに認める“幕末通”であり、そうした諸先輩方と熱く、楽しいひとときを過ごすためにもこれは必読の書であると思った。
正直申し上げると、自分で思っている以上にぼくは日本史の知識がない。漢字が読めない。登場人物の名前が憶えられない。特に苦しんだのが“永井尚志(なおむね)”。ルビのあるページに戻ること数知れず。ようやく記憶にとどまったところで読み終わった。
幕末通への道は遠く険しい。

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