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23 octobre 2010

鈴木健一『風流 江戸の蕎麦』

ソフトバンクホークスがパ・リーグ3位のロッテに敗れ、日本シリーズ進出ならず。最終戦はじっとしていられず、羽田から福岡に急遽飛んだというファンも多かったと聞く。セ・リーグは3位のジャイアンツが中日ドラゴンズに挑んだが、果たして結果は如何に。
強さと勝敗は必ずしも一致しないと思っているが、中日に強さは感じないものの(強いとか弱いとかって結局感じるものであって、ある一定の尺度を持った事実ではないということだろう)、勝負ということに関しては彼らはプロの集団である。それだけはいえると思う。
昼にそばを食することが多い。おそらくそば好きという点に関していえば、ぼくは日本人の平均値を上回っていると思う。時間のあるときはゆっくりつまみをとって、忙しいときは立ち食いでさっとすます。
立ち食いというとなんとなく粗末なイメージがないこともないが、それなりにうまい店は多い。もともとそばが江戸時代のファーストフード的な位置づけだったことや屋台で商売されていたことを考えれば、今ある立ち食いそば屋もトラディショナルなそば屋のあり方ではある。とはいうものの、あまり威勢のいい立ち食いそば屋はいかがなものか。妙に愛想よく「まいどどうも!」とか、親しみをこめて「いつもありがとうございます!」などと声をかけられるとちょっと恥ずかしい気がしないでもない。
蕎麦本は多々あるが、さすがは中公新書だとうならせる一冊だ。著者の専門は江戸時代の詩歌を中心としたものだそうだが、江戸時代にうどんを凌駕して、食文化の華になる蕎麦を巧みに発掘している。一味深い蕎麦の薀蓄といったところか。
野球の季節もそろそろ終わる。日本シリーズ、そして明治神宮野球大会。寒空の下で野球を観るのも案外悪くない。

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