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21 novembre 2010

関川夏央『家族の昭和』

明治神宮野球大会が終わった。
野球が終わると秋も終わりだ。いよいよウィンタースポーツの季節がはじまる(とはいっても中国広州ではアジア競技大会で連日盛り上がっているが)。
明治神宮大会は高校の新チームによる最初の全国大会である。今年は東京の日大三が投打のかみ合った試合で優勝した。この大会に出場する10チームと地区予選で準優勝した10チームは間違いなく春の選抜に出場する。さらにこの大会の優勝校の地区からは“神宮枠”というもうひと枠が与えられる。都大会準決勝で日大三に大敗した都立昭和にも選抜のチャンスが生まれたということだ。
大学の部は斎藤、大石、福井のドラフト1位指名の3投手を擁する早稲田が初優勝。これが初というのが意外な感じがした。決勝の東海大戦は中盤逆転し、最少得点差を福井-大石-斎藤のリーグ戦では見られない豪華リレーで守りきった。それにして打てない早稲田。来季からどう戦うのだろうか。土生、市丸、松本ら3年生と杉山、地引ら2年生は残るとして経験のない投手陣に不安が残る。春の主役は伊藤、竹内大らが残る慶應、野村、森田、難波ら投手王国となる明治、三嶋が加賀美の抜けた穴を埋めるであろう法政ではあるまいか。
関川夏央の読み解く昭和が好きだ。
この本では文芸作品(小説、随筆だけでなく映画、ドラマも含めて)をベースに昭和的家族の成り立ちから崩壊までをドラマティックに紡いでいる。戦後のいわゆる昭和的家族像はすで戦前、戦中に成立していた。ただ戦後という時代が戦前、戦中の否定から成り立っていたため見過ごされてきたというのだ。筆者以上の昭和の語り部はそう多くはいないだろう。

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