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26 février 2011

遠藤諭『ソーシャルネイティブの時代』

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鯵を味噌とねぎをまぜてたたいた房総半島の料理、なめろう。
ここのところずっと食べたくて仕方ない。川本三郎の銚子を訪ねた記述が脳裏に焼きついているのだろうか。
子どものころ、南房総千倉町出身である母は鯵と味噌とねぎをたたいたなめろう状のものをフライパンでこんがり焼いてよく夕食のおかずにした。ちょっとしたおさかなハンバーグとでもいったらいいだろうか。当時比較的安価な食材で子どもたちのよろこぶメニューを考えるにあたり、自分の幼少から食べていたなめろうをヒントに加工したのかもしれない。
正直、なめろうハンバーグはさほどおいしいとは思わなかった。ハンバーグは肉じゃなければいけないと思っていた。
40年以上もたって、なめろうが恋しくて仕方ないのは、そんな母の手づくり料理に対するノスタルジアか。
ところでこの本の157-159頁はおもしろかった。
<<2010年4月に、アップルが発売したタブレット端末の「ipad」が目指すのは、新しい時代の「紙」ではないかと思う。>>
携帯端末としてのiphoneに比べ、ipadは画面が大きく、書籍や新聞に変わるデバイスとして、実は40代が利用率でピークであるという。それでいて
<<ネットに書かれたユーザーの声を見ていると「もうお父さん、トイレにipadを持って入るのはやめてください」なんてジョークまである。>>
などという一節を書いている。
紙に代わるデバイス、ゆえにトイレに持って入る。笑えた。ipadを紙として使う、なんて贅沢なんだろう。
データとその読み込みが中心である本書の中でここだけが一服の清涼剤だった。

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