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01 mars 2011

岩井健太郎『予防接種は「効く」のか?』

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マスメディアからソーシャルメディアへ。
広告コミュニケーションの主流が変わりつつある。イメージだけを大量生産、大量消費するマス媒体の広告出稿が後退し、ネット広告が大きく飛躍を遂げそうな予感がしている。
昨日、電通とFacebook社の提携がニュースとして流れた。大手広告会社は時流をいちはやくつかんで、アクションを起こす。原稿を送って、校正して、何日後かに掲載される広告や企画打合せから納品まで何週間も何カ月も要するテレビコマーシャルなど、つくっているうちに時代のほうが変化する。そんな時代も遠くない。
マスからソーシャルへと図式的にものごとを考えると、これからどうなるのか不安になる一方だ。どういう形態のコンテンツが有効なのか、その構築の方法は、などと考えはじめるともうどこからどう手をつけていいのかすらわからなくなる。
マスのコミュニケーションをどうしていくか、ソーシャルのコミュニケーションをどうしていくかというよりは、日々ソーシャルなものの考え方を習慣づけていくことがだいじなんじゃないか。少なくともそれだけはいえるような気がする。ものごとはシンプルに考えたほうがいい。
ワクチンの話などさほど興味もないのだが、ひょんなことから読んでみた。
予防接種がどうのこうの言う以前に、臨床医としての著者の基本フォームがいいと思った。医学は日々進歩しているから、断定的に物事は語れないというスタンス、複数の立場、主張がある場合、それぞれの立ち位置とアングルがあるという冷静なものの見方、好き嫌いではなく、現時点で正しいか正しくないかという大人のものの見方など、たいへん勉強させられた。
日ごろ興味のない分野であっても、こうして学べる点を見出せる良書と出会えるとちょっとうれしい。

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