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30 décembre 2011

佐藤尚之『明日のコミュニケーション』

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すっかり町歩きがおもしろくなってしまった。
とりわけ四ツ谷界隈はその地形的な面もさることながら、奥が深い。鮫河橋と新宿通りをはさんで荒木町が主要な散歩スポットであることは以前もここで書いた。荒木町から住吉町まで歩いたことも書いた。
住吉町はいわゆる谷あいの町で商店が軒を連ねている。その南に位置しているのが市谷台でその西に余丁町、富久町と続く。市谷台はかつて刑務所があったところでその碑が余丁町児童遊園にある。ちょっと神秘的なにおいがする。その公園前の広い通りをはさんで向かい側がかつて永井荷風の住んでいたあたりだ。
その通りを西に向かうと抜弁天。抜弁天前の寺の多い商店街を歩いていくと西向天神も近い。
それはともかく、今年は震災の年でもあったがソーシャルメディアの年でもあった。気がつくとその手の本をよく読んでいた。
佐藤尚之は『明日の広告』以来になる。すでに3年以上も前に読んだ本だが、当時はコミュニケーションデザインという新しいしくみの萌芽期だった。今やソーシャルメディアの爆発的な普及で広告コミュニケーションががらりと変わった。商品Aと競合する商品Bがあったとき、AとBの差異を伝えていく、優位性を表沙汰にしていくという本来の広告表現のベースがくつがえされつつあるのだ。
これまで商品AとBはどう違うのか、どちらがいいのかという点だけが広告の発信する“情報”だった。今はそんな微差でモノは売れない。どちらがより“好き”か、どちらを応援したいかという視点がだいじなのだ。
まあそんなことも考えながら、町歩きするのも悪くはないのだ。

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