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19 janvier 2012

横関英一『江戸の坂東京の坂』

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坂道を意識すると町歩きは楽しくなる。
仕事場のある平河町から、たとえば信濃町まで歩くとすると、貝坂を上り、清水谷坂を下りて、紀尾井坂を上る。喰違門跡を抜け、紀乃国坂を四ツ谷方面に向かい、迎賓館前をまわり込んで、安鎮坂を下りる。鮫河橋あたりを右に折れて、JRのガードをくぐり、出羽坂を上るとじきに信濃町駅である。
出羽坂を上らず若葉町の商店街を進み、戒行寺坂、東福院坂、円通寺坂と魅力的な坂に出会いながら四谷三丁目に出るという選択肢もある。
とまあこんな具合に都心を少し歩くと坂、坂の連続なのである。とりわけ千代田区、港区、文京区、新宿区には坂が多い。都心をはなれると坂は少なくなる。杉並や練馬にも坂はあることはあるが、名前が付いていなかったりする。
そう、坂に名前があることが昔から人が多く住んでいた町の証ともいえるのだ。
そんなわけで以前から坂に興味はあったのだが、たまたま駅前の古書店でこの本を見つけた。著者は一流の坂ヲタクらしい。諸説を吟味検討し、坂名のいわれを根気よく解明していく。訪ねてみたい坂道がまた増えた。
手に入れたのは中公文庫版で『続江戸の坂東京の坂』もあわせて買った。あとで知ったのだが、2冊がまとまってちくま学芸文庫から出ていたそうだ。こんなにちくま通(?)なのに不覚をとってしまった。
さて今日は三べ坂を下りて、山王切通し坂経由で赤坂見附まで出てみようか。はたまた永井坂から袖摺坂、御厨谷坂を靖国神社まで歩いて、富士見坂経由で市ヶ谷に出ようか。いずれにしてもちょっと遠まわりだけれど。

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