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13 février 2012

横関英一『続江戸の坂東京の坂』

先週JAC主催のCM上映研究会に参加した。
JACとは日本アド・コンテンツ制作社連盟の略で、テレビコマーシャルなどを制作するプロダクションから成り立っている。年に一度、テーマを決めてCMを上映する。経験豊かなプロデューサーやディレクターが進行役となり、多少のコメントを残す。
今回のテーマは「精密機器特集」で古くは1950年代のCMから最近のものまで100本弱のCMが上映された。興味深かったのは、CMそのもののアイデアとか表現手法以前にテレビを賑わせた精密機器の変遷だ。70年代まで主流だった商品は時計とカメラ、それも日本の技術の粋を集めた一眼レフカメラだ。
たとえば腕時計は当時青少年のあこがれのアイテムだった。中学や高校の入学祝いといえば万年筆か腕時計だった。カメラも当時としてはかなり高価な商品だったにもかかわらず、各メーカーがいいCMを放映した。そして時代がすすむにつれ、オートフォーカスのような高機能化や小型化がすすんでいく。
70年代後半からはコピー機や電卓が登場する。とりわけ電卓の価格破壊ぶりには目を見張る。そして80年代終わり頃から携帯電話やPCの時代となる。90年から2000年に近づくにつれ、よく見たCMが続いていく。
そんなこんなで2時間弱の上映会だったが、いいなと思ったのは76年ミノルタXEのCM。一眼レフを手に篠山紀信が語る。ワイドレンズをつけたら撮るときちょっと前に出る、望遠をつけたらカメラをしっかりかまえる…そんな話をする。写真撮影の普遍的なアドバイスを語るプロがちょっとかっこいい。
富士フィルム本社ホールを出て、笄坂を下り、大安寺の脇をまわって、北坂を上る。高樹町から表参道までちょっと遠回りしてみた。

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