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19 août 2012

倉下忠憲『EVERNOTE「超」知的生産術』

今回のオリンピックはあまり観なかった。
柔道と卓球の団体戦くらいだろうか、ライブで観戦したのは。
卓球男子単は世界選手権に続いて張継科が優勝。王皓は3大会連続の銀メダルに終わった。王皓という選手はペンホルダーの裏側にラバーを貼って、そこからも強打を繰り出す、いわゆる裏面打ちペンホルダーの選手。中国はもちろん、日本でもこのタイプのプレーヤーは少しづつだが、増えている。
ペンの弱点であるバックハンド側に来た下回転のボールをドライブ打ちするために考えられた裏面打法自体はそれなりに歴史があって、中国では名選手を生み出しているが、王皓のそれはちょっと違う。それまでの裏面打法の選手は守備的なショートはフォア面を使い、下回転に対するドライブやチャンスのときの強打にのみ裏面を使ってきた。馬琳や韓陽がそうだ。それに対し、王皓はショートも含め裏面を多用する。つっつきも裏面を使うことがある。そういった意味では王皓はニュータイプの裏面ペンホルダーのプレイヤーなのだ。
王皓は前々回の世界選手権でようやく優勝したものの、その後の若手の台頭に苦戦が続いていた。そして今回のオリンピック。3大会連続の銀メダルは3大会連続で決勝で敗れるという屈辱ではなく、3大会にわたってオリンピック男子シングルスの出場枠を勝ちとった結果であり、長年にわたってニュータイプの裏面ペンホルダーというパイオニアでありつづけた結果でもある。
いずれ王皓をプロトタイプとしたすぐれた選手が出てくるだろう。王皓が真に評価されるのはそのときだと思っている。
今回読んだのはEVERNOTEに関する本。この記事の下書きもEVERNOTEを使って書いてみた。

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