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23 février 2013

岸本佐知子『ねにもつタイプ』

Ogikubo130211
3年前のことだ。
読みたい本があって、区の図書館のホームページから予約した。他の区の蔵書だったので、届いたという知らせを受けて借りに行ったのだ(たぶん司修の『赤羽モンマルトル』だったと思う)。
貸出カードを出すと期限切れだという。延長するには免許証なり身分を証明する書類が必要だという。そのときは手ぶらで貸出カードだけ持って家を出ていたので、泣く泣く20分弱ほどの道のりを引きかえし、また20分弱の道のりを歩いて、ようやく借りたのだった。歩きながら、期限の切れたカードで本の予約ができるというのはシステムとしておかしいのではないかと思った。貸出しできない人も予約ができるのであれば、図書館じゅうの本が貸出しできない人に予約されて、貸出しできるできる人が借りられなくなるではないかと。嫌なおじさんだと思われるのを覚悟の上でカウンターでその旨を伝えた。職員はそうですね、検討いたしますとか言っていたが、その後どうなったか。
先週、どうしても読んでおきたい林芙美子の随筆が一編あって、全集第16巻を借りに同じ図書館に出向いた。貸出カードがまたもや期限切れだった。当然免許証は持ち歩いていない。車には乗らないので免許証を持ち歩いているかどうかに関しては無頓着なのだ。
スマートフォンは持ってる。Dropboxというストレージサービスを利用していて、そのなかに免許証に画像を取り込んである。免許証はいま持っていないが、これでいいですかとカウンター越しに見せると職員はちらっと見ただけで、現物じゃないとだめなんですという。「いったい何をたしかめたいんだ?俺の免許証のにおいでも嗅ぎたいのか!」と声を大にして叫びたかった。
もちろんそんなことはせず、ああそうですかとおとなしく退散した。
僕はさほど、ねにもつタイプではない。
ちなみに仕事場のある千代田区では2年間のうち利用した実績があれば自動的に継続する。

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