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09 mai 2014

村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅』

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ついこのあいだまで映像はフィルムやビデオテープに収録していた。完全に過去形なわけでもなく、今でも35ミリフィルムで撮影したり、HDならビデオテープに収録することができる。
昨年、オリンピックの東京招致が決まった。7年後のテレビの規格は現在のHDをはるかに上まわる4Kになるだろうとささやかれている。つまり現在のHD(2K)サイズ1920ピクセル×1080ピクセルから各辺その倍の3840×2160になるということだ。より精細で美しい映像を家庭で視ることができる。
すでに4Kの規格で撮影、収録のできる撮影機材は多く出回っていて、テレビ番組やコマーシャル制作の現場では使用されているという。映像の未来は明るく、きめ細かいのである。
先日映像制作のセミナーに参加して、4K時代の制作工程がどう変わるか話を聞いた。
撮影機材がいちはやく普及したものの、4Kのスペックをフルに活かしきるモニタがまだなかったり、一気に制作プロセスが変わるところまでは至っていないのが現状のようだ。それと4K制作がポピュラーになるためには収録データをどう管理していくという問題もある。データ量が現在のHD規格の128倍になるというのだ。
HD収録は初期の頃はテープだったが、最近ではコンパクトフラッシュなどの電子的なストレージやハードディスクを使用している。仮に収録データの総量が1TBだとすると4Kでは128TBになる。今までストレージ間でコピーしたりネット経由で伝送したりするのに1時間かかっていたとしよう。その手間を考えるとちょっと気が遠くなる。もちろんデータ量が増えれば、合成や編集にだってそれなりに時間がかかるはずだ。この先映像制作はどうなるのだろう。
はじめて海外旅行に行ったときは非常に緊張した。近ごろの若い人たちはそんなことはないのかな。
多崎つくるは何ということもなく海外へ旅立つ。それも北欧フィンランド。レンタカーなんか借りちゃうんだ。この物怖じしないところがうらやましい。もちろん鉄道の駅をつくる仕事っていうのもうらやましい。
データ量の件だが、たぶんそのうち500TBくらいのコンパクトフラッシュがあらわれるんじゃないかな。


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